佛名会・十夜会<年間行事
佛名会
日程 平成29年11月25日(土) 法要 午前10時 法話 午前11時
浄土宗本山布教師日下部 謙旨上人
おとき(昼食) ぎんなん飯本年も名物のぎんなん飯をご用意します。 催物 午後1時
講談師 神田 蘭師匠
「徳本上人物語」十夜会
日程 平成29年11月25日(土) 法要 午前6時30分 法話 午後7時
当山蓮香寺樋口香雪 副住職
催物 映画上映
まんが日本昔ばなし
智慧だんご・みかんを差し上げます
11月25日は当山蓮香寺恒例の仏名会法要と十夜会法要が行われます。
仏名会、十夜会それぞれの法要の由来や内容を紹介します。
佛名会
仏名会は、1年間知らず知らずのうちにつくってしまった罪などを懺悔し、心身ともに浄めて、新年を迎える行事です。
仏さまの名前がたくさん列記された「仏説仏名経」というお経に「こころにある名前を読み上げ、おすがりすれば平穏な日々を過ごせ、諸難から逃れ、諸々の罪が消え、将来悟りが得られる」と説かれているのが由来で、光仁天皇の時代の774年に宮中で行われたのが最初と伝わっています。浄土宗では、南無阿弥陀仏のお念仏を称え、礼拝して罪深い自分自身を懺悔する法要になっています。
当山では南無阿弥陀仏とみ名を称えて礼拝して、合わせて総檀信徒のご先祖さまと昨年11月25日から今年の11月24日までに亡くなった人や、今年年回に当たった諸精霊の塔婆を建て、回向を勤めます。
十夜会
「十夜会(お十夜)」は10月から11月にかけて、全国の浄土宗のお寺で広く行われる念仏会です。
この法要は浄土宗の最も大切な経典の一つ「無量寿経」に、「この世において善行を十日十夜行えば、それは仏の国土において善行を千年間行うことよりも尊く優れている」と説かれているのにちなみ、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込めてこれをお称えする大切な行事です。
当山では昨年11月25日から今年の法要当日前にお亡くなりになった南原地区内の各家より「お団子」が奉納され、法要後には「智慧だんご」として参詣した子供たちに差し上げます。この十夜会が子供たちの楽しみとなり、お念仏のご縁をいただいてもらう場になれば幸いです。
ぎんなんご飯
仏名会のお斎にでる「ぎんなんご飯」は50年近くの伝統があり、なかなかの人気があります。
平成29年(2017年)
仏名会の表白を読み上げる住職
回向師の日下部謙旨上人による塔婆回向
多くの人で満杯となった堂内
ぎんなんご飯のお斎
『徳本上人物語』を上演した講談師・神田蘭さん
ぎんなんご飯に使うぎんなんの皮むき作業に取り組む女性陣
南原で1年間に亡くなった人の家族からお供えされたお団子を受け取る子供たち
平成28年(2016年)
おときのぎんなん飯
平成27年(2015年)
塔婆を供えたくさんのリンゴとだんごで飾られた仏名会祭壇
堂内満場の参詣者を迎えリンゴ・おだんごが奉納された祭壇前で佛名会法要が厳修される
仏名会の塔婆回向
法話をいただく袖山上人
十夜会の催物・西光寺副住職夫人による紙芝居
庫裡でぎんなん飯のおときをいただく
ぎんなんご飯
堂内は大勢の参詣者で埋まった
十夜会で住職から智慧だんごを頂く子どもたち
平成26年(2014年)
昨年は大霜で銀杏は不作でしたが、今年はたくさん実りました。ぎんなん落としから皮むきまで、大勢のお手伝いをいただき、名物のぎんなん飯がたくさん用意できました。
夜の十夜会は近隣のお家から奉納されたお団子を、住職から子供さんたちに“智慧だんご”として差し上げることになっています。大勢の皆さんのご参詣をお待ちしています。
仏名会の塔婆回向
法話をいただく日下部上人
久岡昇さんのオペラ「一人笠地蔵」
庫裏でぎんなん飯のおとき
堂内満席の参詣者
十夜会に参加した70余名の子供達が智慧だんごをいただく